感じるお茶を

  • 2019.10.08 Tuesday
  • 14:23

 

私がお茶の世界にこのたくましい足を踏み入れるまではスーパーの棚に

並んでいるティーバッグの紅茶しか飲んだことはありませんでした。

 

子どもの頃、レモンティーが好きな母がたまに入れてくれた紅茶には、

レモンの輪切りが一枚浮かんでいて、頂き物の角砂糖をひとつ・・・

いや、こっそり二つ入れて(*´艸`*)。美味しかったな・・・。

 

 

今ならレモンティーはこう入れるのが美味しいとか、国産無農薬

のレモンじゃなきゃ、とか。

すっかり口うるさくなったものです。

 

確かに、美味しくお茶を淹れたいと思ったら、水、茶葉、温度、時間・・・

全てに神経を注ぐことでそれは可能になります。

 

 

ただ、「お茶は人が飲むもの」ですから、それだけではダメ。

 

この時間をより良い時間にしたい。

目の前のこの方に喜んでもらいたい。

 

淹れた自分の心はそのままお茶に表れます。

 

まっずーいお茶を淹れてしまうこともあります。

本当に感動するほど美味しく淹れることも出来ます。

 

 

ということは誰にでもとびきり美味しいお茶を淹れることが出来る

ということ。

 

 

紅茶はこう淹れなければいけない、とか中国茶のお作法は、とか

やうんちくからはちょっと離れたところで

お茶というものを感じてほしいなと思って始めたのが甘香茶屋です。

 

 

あの場所であの人と、あんなお話をして楽しかった・・・。

 

その時寄り添ってくれたあのお料理、お茶は本当に美味しかった。

 

食べ物やお茶には、想い出という最大の隠し味が加わることで

その人の人生をより深くする力があります。

 

 

そんなことを教えてくれた母の一杯のレモンティーを思い出して、

いつも美味しいと言ってくれる家族には、溢れそうなくらいの心をこめて

毎日ものづくりしていきたいと思っています。

 

 

さあ、今日はどんなお茶を淹れようかな。

 

 

by甘

茶葉を見分ける?

  • 2019.10.01 Tuesday
  • 21:29

 

 

どうやって美味しい茶葉を見分けるんですか?

という質問をされることがあります。

 

茶葉選びに失敗したくない気持ち、よくわかります。

私もそうですから。

 

ですが、残念ながら「見ただけではわかりません。」

とお答えしています。

 

茶葉の見た目だけで美味しいお茶だとならないところが

悩ましいところです。

 

お店で茶葉を見せてもらえたり試飲出来たら一番いいのですが、

ネットでお買い物したいときや、店頭でも透明な袋にでも入っていなければ

茶葉の状態もわかりません。

 

 

 

それでもポイントをあげるとしたら

 

1、 きちんと遮光された袋にパック詰めされていること。

2、 店先の日の当たるところに陳列されていないもの。

3、 お店のご店主に味や香りなどの感想を聞くこと。

 

 

茶葉を見せていただける場合では、

 

4、 リーフ茶葉が粉々に折れていないもの。

5、 色が変色していないもの。

6、 酸化したひねた匂いがしないもの

 

 

 

ですがこれはあくまでも視覚的なもの。

 

試飲させてもらえるのでしたらご自身の舌との相性が一番ですが、

淹れたお茶の香りの点で言うならば

*香りのふくらみ

*移り変わり

*余韻があるかないか

 

 

というところまで試していただけたら

人工的に香料で着香したものか

茶葉本来の自然な香りかどうかがわかります。

 

着香したお茶は香りが強すぎたり味が悪いことがほとんどなので私はいただきませんが、

ジャスミン茶のような花の香りを移したお茶は、製茶工程で花そのものを茶葉に混ぜて

きちんと花を取り除いたものを選ぶようにしています。

 

 

 

それでもお茶は農産物ですから、

毎年毎年別ものとして必ず試すようにしてください。

 

ブランド名は味ではありませんから。

 

ご自身のお茶が好き、お茶っていいな・・・

という気持ちがあれば

 

必ず美味しいお茶に出逢えます。

 

 

by甘

 

 

お茶と水

  • 2019.09.25 Wednesday
  • 15:05

茶葉と水。

 

これだけで美味しいお茶を淹れることができます。

 

 しかし世界各地、日本全国土地が違えば水も変わります。

 

 販売されているペットボトルの水の種類の多さを見てみても

水の味の違いがあるからこそ。

 

中国の歴代の茶書にも水の重要性が幾度となく取り上げられています。

 

イギリスで飲むお茶のほうが美味しいだとか、日本茶は水道水が一番

良いだとかいろいろな声を聞きますが実際のところはどうでしょうか。

 

 

 :硬 度

硬度というのは、お水1Lあたりのカルシウムやマグネシウムの

含有量で、WHO(世界保健機関)が定める基準では硬度120mg未満が軟水

120mg以上が硬水とされています。

 

日本の水道水は全国で平均して硬度50mgの軟水を飲料用、調理用、

生活用・・・と日常的に使用しています。

 

水道水でお茶を淹れている方がほとんどだと思います。

 

これに対して紅茶文化で有名なイギリスの一般的な水といえば「硬水」。

やはり地域による差はありますが、ロンドンの水道水は220mg、

と硬度は日本と比べると高めです。

 

硬水には栄養素が多く含まれている分、水自体の味もやや個性の強さ

を感じます。

 

硬水を沸かして淹れたお茶は水の個性がお茶の味や香りを包み込み

マイルドなお茶が入る傾向にあるようです。

お茶の色もミネラルに反応して紅茶は濃い鮮やかな赤色に入ります。

 

 

逆に軟水の日本の水道水で淹れたお茶は茶葉本来の味、

香りが素直に出るので、イギリス式の淹れ方をそのまま軟水で

してしまうと香りは強く出ますが、渋みも強く出てしまいます。

ですが茶葉本来の品質を知ることができます。

 

 

世界各地、同じ国でも地域によって水もさまざまですから、

そんな水の個性を生かして美味しいお茶を淹れるポイントを

探さなければ なりません。

 

 

:日本の水

 

*水道水

日本の水道水の場合、気にしなければならないのがカルキです。

 

このカルキを抜く一番簡単な方法としてよく言われるのが、

バケツに汲み置き日光に当てること。

 

ですがこれはお茶やお料理に使うには少々抵抗がありますよね。

 

 

そこで安心なのがペットボトルに水道水を半分くらい入れて

冷蔵庫で3日ほど置く、というもの。

 

1日に一度はペットボトルをシェイクします。

そしてそのあと蓋を開けてボトル内の空気を入れ替えまた冷蔵庫へ。

カルキは気化しやすいので、時間はかかりますが汲み置きより

安心だと思います。

 

 

*市販のペットボトルの天然水 

市販のペットボトルの水も様々な天然水が販売されていますね。

 

甘香茶屋でもさまざまな天然水で淹れてみましたが、微妙な違いですが

お茶好きさんにはとても面白い実験になると思いますよ。

ラベルに記載されている硬度をチェックしつつ、色々試してみてください。

 

*浄水器

今は様々な高機能な浄水器が販売されていますね。

 浄水器はカルキをはじめ、有害物質を除去してくれますのでこの方法が

一番簡単です。

 

 

 

お茶は趣向品、自由なものだとは言っても、それはお茶本来の味や香りを

引き出してあげてこそ。

一番美味しくいただく努力をする、ということはお茶だけでなく作物全般に

言えることだと思うんです。

 

まずは水から。自分好みの一杯を探していろいろな冒険してみてください。

 

by甘

 

 

 

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